大学病院1回目
3月3週目。
こどもは一時保育に預け、大学病院へ向かう。
朝9時の予約。
何をするのか?こどもは二人とも夕方まで預けているから、CTやら検査になっても大丈夫!
9時前には到着し、初診の手続きをして、診察を待つ。
予約でお願いしたのは、この病院でも有名な医師。
但し専門は頸部腫瘍ではない。
ここは悩んだが、有名な医師は地方に転勤になったりしていたので、大学病院なら大丈夫だろうと、とりあえず有名な医師でお願いしてみた。
「はいどうぞー。耳下腺腫瘍ですか。MRIあるんですね。ああ良性ですねー。でも検査しましょうかー?いいですかー?看護師さーん、細胞診キットくださーい。はーい取りますよー。
ところでこれ手術しかないですけど手術でいいですかー?いい?はいじゃあ手術で。担当医は頸部が専門の医師になります。また来週〜。その医師と手術の打ち合わせしてくださいね〜」
あまりの早業と澱みない病態説明にほぼ何も言えずに、瞬く間に流されて行きました。
9時15分に診察室に入り、9時半には診察が終わりました。
こども、夕方まで預けたのに…。
大学病院へ
3月2週目。MRI検査翌日。
近医「綺麗に腫瘍がくっきりですね。耳下腺腫瘍です。でもまん丸で浸潤してないから、癌ではなく良性だと思います。
腫瘍は薬などで消えません。手術で取るしかないです。
どこの大学病院でも耳下腺手術で失敗することはほとんどないですけど、顔面神経に影響が出るので、若い女性にはすぐに取れとはいいたくない手術です。でも結構大きいですねえ…。
希望の病院はありますか?」
先生アラフォーの経産婦に若いと言ってくれてありがとうございます。
この結果を聞くまでにネットを検索しまくり、手術の覚悟はできていた。
病院も調べて、症例数や通院のし易さなどから、東京タワー近くの病院に決めた。
近医「では、紹介状書いて予約取りますね」
次の日、翌週に大学病院の予約が取れたと連絡があった。
展開が早い。
MRI
3月2週目。
近所の耳鼻科に再診。
「全く!小さくなりませんね。腫瘍だと思いますが、MRI撮らないとわかりません。
選択は2つ。
紹介状を書きますので、すぐに大学病院などに行く。そこで大学病院でMRIなど必要な検査を受ける。ただし、大学病院はMRIを撮るのにかなり日数を待ちます。
もう一つは、先に近所の大病院でMRIを撮り、その結果と紹介状を持って大学病院に行く。」
早い方でお願いします、と即答。
翌日にはMRI受診となりました。
MRIは1時間程の検査とのことで、ママ友さんに一歳のこどもを見てもらいながら受診。
閉所恐怖症で、過去MRIで検査中に気絶したので、ネットで対策を調べたところ、アイマスクが良いとあったので、アイマスクを装着してMRI検査に臨む。
これは非常に功を奏し、全く怖くない。
ウィーンウィーングガガガガガビィィビィィビィィと、なにかと喧しい音はしていたが、うるさくて耐えられないということはなかった。
途中咳が出そうになって、咳をしてよいかわからず焦って、緊急ボタンを押した。咳をして良いと。
その後も、MRI内が暖かくて、喉が乾き咳が止まらず、水を含ませてもらったりと、迷惑な患者でした。
検査後1時間待って、結果を渡される。
そのまま紹介元の近医まで戻り結果を渡す。
近医「ああもう腫瘍ですね。では詳しいことはまた明日。」